――さすが鍋倉さん。公務執行妨害が抜けている……。
これから河合ゆうすけ氏を蕨・戸田公園で打倒するのですが、――悪性の高いレイシストを保有している可能性があって危ない橋になりそうです。榎本展明氏の求刑が、わからなかったのですが、拘禁刑の判決は三年を超えると執行猶予がつかなくなります。三年以内の求刑で、かつ公判中に反省の色があれば執行猶予がつく可能性があります。ここでいう反省の色とは、やったことを「やりました」と認めること以外にありません。日本の裁判は99%有罪判決が出ます。前もって裁判に耐えられる証拠が揃わないと不起訴になります。被疑者は、起訴され裁判になった段階で、それ以降はずっと認めるほうが利口です。
日本の刑罰は、物損は比較的軽いです。
「財産は弁償や賠償で回復できる場合があるが、生命や身体は回復できない」
という考え方を強く持っているためです。
公務執行妨害も比較的軽いです。逮捕までは迅速ですが、その後は拍子抜けするくらい、あっさり許されることが多いです。
殺害予告や脅迫も措置入院(自傷他害の恐れのあるひとを精神科に入院させること)で済むことがあります。
よくもまあ、合わせ技で半年も勾留されたものです。
これも、留置場に勾留された被疑者としては極めて悪性が高いタイプです。留置場で問題を起こすひとは犯罪者でも類い稀です。洗面の時間は勾留生活の中の限られた癒しです。一日の始まりを告げるのも、終わりを告げるのも洗面です。皆、問題など起こしません。最大の快楽は風呂です。二人一組で浴びるのですが、譲り合って使うまともな人間がほとんどです。――捕まると犯罪なんてしたくせに案外、行儀がいいんです。髭をカットする際に使う電動ヒゲソリの掃除も、被疑者らがブラシを持って、自分のぶんを執り行います。
精神障碍者が捕まったとニュースで報じる度に「無罪になるのか」とSNSでつぶやかれますけれど、実態を知らな過ぎます。留置場にいる被疑者で精神障碍者というひとはかなりいます。検察庁での取り調べの待合室でリスペリドン内用液を手渡される人もいます。大人しく座っていられるようにです。


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